プレス加工の種類
曲げ成形加工
形成加工は絞りや張出し変形をさせたり曲げたりするのですが、その中でも特に曲げることを重視した加工を曲げ成形加工と呼びます。 曲げはするけど絞りをメインとするのならそれは曲げ成形加工ではなく、ただの成形加工になるので混同しないように要注意です。 ですが製造メーカーの人を相手に打ち合わせをするのなら細かいことは気にせずともおよそのことは察してくれるでしょうし、神経質になりすぎて話し合いの進行を 遅らせるよりは全部成形加工としてミーティングを進めたほうがいいでしょう。 正確な言葉を使って会話をするべきだというポリシーは素晴らしいとは思います、 ですがそこにこだわりペースを乱すようなことがあってはなりません。 頻繁に言葉に詰まったり言い直すくらいならスッキリと簡単な言葉で統一して、サクサク意見交換したり希望を伝えたり、悩みを打ち明けて楽になったほうが 密度の濃い時間を過ごせるでしょう。 時間が有り余ってるから無理矢理会議を引き延ばして寂しさを紛らわせたい、そういう人ならいいですが。
せん断抜き加工
油圧プレス以外も含めてプレス機のイメージを覆す加工をするせん断抜き加工は、言葉通りせん断をする工程になります。 圧をかけて形を作るのではなく切る加工なので、知らない人が聞いたら驚くかもしれませんが実際に工場でそのために稼動しているマシーンはたくさんあります。 板などの材質でも強い圧力を加えれば凹みますし、さらに強く加圧すれば切断することができます。 他にも金属板を切る機械はあるのですが油圧プレスを使ったほうが効率が良い、コストが低いという場合に行われ、すでに過去には多くの実績を持つわりと有名で 専門家の間では当たり前のような加工法だそうです。 板状のものでなくても、例えば棒状のものでも圧力をかければそこで切断することはできますし、材質や形状に合わせて設計された機械なら難なく与えられた任務を 期待通り遂行するのでしょう。 こんな加工も出来るということを知っていると誰かに自慢できるかもしれないですね。
絞り加工
絞り加工は細かく分類すると張出し加工と純絞り加工に分けることができるので、ただの絞り加工だけでは話している相手にこちらの真意が上手く伝わらない可能性があるのですが、 その場合は自分の言い方が悪いと反省しなければなりません。 言葉足らずなため誤解が発生したのなら足りない言葉を発した側にも責任があり、理解されなかったからと相手を責めるのは身勝手すぎます。 なのでより伝達しやすいように正確に使い分けることが求められるので、簡単に2つの違いを解説してみようかと思います。 張出し加工は固定した被加工材の内側から、内部から圧を加えて金型の形状に形成する加工法で、金型に押し付けることで形を作るのはプレス機らしいといえます。 純絞り加工は底があって継ぎ目のない容器形状に加工するのに使われる手法で、どちらも似ていると言えなくもないので勘違いされやすいのが不遇です。 慣れれば自然と正しく使い分けられるように成長するでしょうが、覚えたての新人はたまに間違えることもあるので優しくフォローしてあげて下さい。 あなたの株も上がります。